アルフレッドとイレーネ夫妻/ケルヒャー物語
ドイツ(アルフレッド&イレーネ夫妻)はすばらしいことを悟った週末。
ずっとあの黄色い子に興味はあった。だけどうちには必要ないよね。なんて思って無視していたわたしは馬鹿でした。すごいよ、ケルヒャーくん。ありがとう。
温水高圧洗浄ってどんなもんかいと半信半疑だったわたしですが、その威力とパワーに快感を覚えてしまいました。(洗剤いらずでここまで気持ちよく落ちるなんて・・テレビショッピングばりにハイテンションで「おおおおーっ」とか声を上げながらお掃除)お掃除とは関係ないけど、冬場はこの蒸気あったかくてホッとする点もすばらしい。
準備も全く難しくなく、ただ水を本体に入れて、コンセントを繋いて、5〜6分くらい待つだけだった。(組み立てとかいろいろとあるのかと思ってたので驚き!)
そんな驚きと愛着が行き着いたのは、誰がこの子を生み出しのか!という問い。さっそくケルヒャーのHPに行ってみたところ予想以上のドラマがあったことを知る。
(すでに有名な話なので知ってる方も多々ですかね。)
(写真:ケルヒャーHP社史より)
ケルヒャーは創業者アルフレッド・ケルヒャーの名前からきているそう。1935年に創業(今から82年も前の話)世界190カ国で愛用されてるとは、アルフレッドも驚きでしょうね。1901年生まれ、若き頃から好奇心旺盛で発明好きだった彼は、23歳で父親の会社で働き出します。1935年に自分の事業を開始し、ドイツの航空会社からエンジンを温めるヒーターの注文を受け、わずか2年の間に全く新しいガソリン燃焼式温風送風機を開発。これがケルヒャーの前身だそう。(才能に萌える♡)
戦後、1950年にヨーロッパではじめて温水高圧洗浄機の開発を成功させ、これがケルヒャーの原点になるようです。しかしここからがドラマティック。開発から9年後の1959年に58歳の若さで心臓発作により急逝。(ま、まさか...)
その後、妻のイレーネが引き継ぎここからケルヒャーの世界展開がはじまります。(妻イレーネは超キレものの経営者だったらしい)1974年戦後最大の不況時に事業の”選択と集中”を迫られて、ここで絞り込んだのが高圧洗浄機!(イレーネの戦略は間違いなかった)それから約半世紀後まで王道を歩み続けるケルヒャーすごいっ!!!アルフレッドとイレーネ夫妻ありがとう!!と思ったわけです。2017年現在、日本の新潟県佐渡市にて。(公式HP社史より抜粋)
いや本当にケルヒャーの発明に助けられてます。空き家には一台ケルヒャーマストだと感じました。(多面的に使いどころ満載です。壁も、床も、サッシの溝も、古い油汚れや、サビ、カビ、ほったらかしの家具にも、そしてうちはまず建具からお世話になりました。)
いやぁ〜なんか夫とケルヒャーくんが並んでいる後ろ姿が微笑ましく見えるくらい、頑張ってくれてます。(二人ともね)