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インカの目覚めを信じてみよう。

人生をかけた遊び場の記録。

「物事は容易よりに進むよりも難しい方が面白い」と思うときもあります。

そうやって気合を入れられるようになったのも、ここに来てから。

譲り受けた耕耘機

簡単に植えられない畑だからこそ環境づくりから学ぶ

ここは、もともと田んぼとして使われていたそうで、土質は粘土。

ゴツゴツとした荒く大きな土のカタマリ。

「このままじゃ作物は育たないな」と度素人の彼と私でも理解できる光景が目の前に広がっています。

上の写真は、そんな私たち二人の前に救世主が現れた後です。

奇跡は何度か起こるようで、この小さな年期物の耕運機は、畑の前の持ち主さんより譲り受けました。

トラクターが駆け抜けた後

救世主はダイナミックで呆然と感動してしまった

世の中には耕さない畑というものもあるのは知りながら、ここはどうしても耕さないわけにはいかない。敷地の面積も、土の状態も、人間の力だけでは途方も暮れてしまうと思った私たちは、ご近所さんに助けを求めました。

ここには、救世主がいます

ご近所とのつながりは色々と面倒なこともありますが、自分たちではどうしようもできないこと、分からないことを、世話を焼いてくれるそういった繋がりを持つことができると私たちは思っています。

この日も田んぼ仕事で農繁忙期にもかかわらず、「仕方ないっちゃ〜打ってやる!」と駆けつけてくれ、一瞬で畑がみるみるうちに柔らかくなっていきました。

果たしてインカは目覚めるのか?

このままで作物はうまく育たない、とりあえず何かを植えて環境を変えていくのだ

私たちはその救世主からもう一つ教わりました。

ジャガイモの植え付けであれば、上手くいくんじゃないかと。

そして土は作物が育つ過程でその環境が整っていくということを学びました。

ジャガイモの植え付けは、昨年同じ粘土質の場所でやっているのを手伝って成功していたので、

「これならイケるかも」というにわかな野望は私たちも持っていました。

土の中に眠るインカルージュ

果たしてアンデスからやってきたインカは目覚めるのか

正直な話、土の状態はまだまだ良くなく、こんな状態で作物が育つのかと私は疑問に思っています。

しかし、彼はアンデスの高原で育ってきたインカ品種であれば、こんな状況であっても余裕ではないかとの思いから、私にこう投げかけてきたのです。

「インカの目覚めを信じてみよう」と。

私たちは、植物の生きる力を信じてみることにしました。

人生の遊び場であるのだから、

時間をかけて試行錯誤しながら自然と対話できる力を身につけていこうと。SADO TALK

追伸:一つ前の郷土料理のSADO TALKで紹介した蕗は、こんな花を咲かすんですね。

蕗の花を知る

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